「特定分野に特異な才能のある児童生徒」を学校教育の中で育む ― 多様性を取り込む新たな教育モデル 〜長野県教育委員会とエデュケーション・ビヨンドが文科省事業に着手〜

知的好奇心が高く、学びの習熟が早いなど、特定分野において優れた能力や関心を持つ子どもたちに、学びへの欲求を満たせる場を提供している一般社団法人エデュケーション・ビヨンド(所在地:東京都港区、代表:ポール・リー)は、長野県教育委員会(以下、「長野県教委」)の協力団体として、文部科学省の「令和7年度 特定分野に特異な才能のある児童生徒への支援の推進事業」に着手しました。本プロジェクトでは、今まで学校の外でしか行われてこなかったこうした子どもたち向けのプログラムを、公立小学校と連携してより広く提供します。また、学校教育の枠組みの中の取り組みとして実現できるかを模索するための画期的な取り組みです。
全国に先駆けて公立小学校と連携
文部科学省は、「特定分野に特異な才能のある児童生徒は、その才能や認知・発達の特性等がゆえに、学習上・学校生活上の困難を抱えることがあると指摘されている。しかし、これまで我が国の学校において、特異な才能のある児童生徒を念頭においた支援の取組は十分に行われてこなかった。」としています。令和7年度の事業において、長野県教委は、「学校と連携した学習・支援プログラムの提供及び評価の在り方に関する実証研究」事業に応募し、この度採択されました。「特定分野に特異な才能のある児童生徒」へのプログラムは、これまで学校の外を中心とした場所で主に民間の団体によって実施されてきましたが、はじめて学校教育の中で「包摂」することに取り組む非常に挑戦的な試みです。エデュケーション・ビヨンドは、協力団体として、長野県教委と密に連携しこの事業に参画します。
これまでの探究学習との違い
エデュケーション・ビヨンドが提案するのは、知的好奇心の高い子どもたちが自ら問いをたてることを応援し、その問いにそって大人が伴走者として実験や研究を支援するモデルです。これは、大人が先にテーマを設定し、そのテーマについて子どもが探究するこれまでの方法とはまったく異なります。当団体では、これまで延べ約100名を超えるの子どもに、こうした「自由研究型」のプログラムを提供してきました。
【過去の自由研究のテーマ】
・天体観測に光害が及ぼす影響の評価
・次世代のイベントホライズンテレスコープ
・量子力学が創り出すテレポーテーション
・コラッツ予想を解き明かしたい
・日本ミツバチと黄色スズメバチの生態系のシミュレーション
・クルミとスズランの毒でのザリガニの駆除
・長野県でなぜ魚貝類の化石が見つかるのに海生爬虫類の化石が見つからないのか
・フクイサウルスとジンジョウサウルスの系統的関係
・納豆はなぜ腐らないで発酵するのか
【応募要件】
・小学3-6年生(予定)
地域社会への貢献と展望
本プロジェクトでは、子どもたちの学びに伴走する大学生や社会人を、信州大学の大学院生や地元企業の研究者などから幅広く募集する予定です。特定分野において高い関心や優れた能力を示す子どもたちが、これまで学校教育や受験勉強では満たされにくかった知的好奇心を、地域全体で支え、育てていく取り組みです。この取り組みが成功すれば、同様の仕組みが全国に広がる可能性を持っています。さらに、公立学校と民間団体が連携してプログラムを実施することは、教員の多忙感の軽減にも寄与する可能性があり、新たな学びの選択肢を提供する大きな一歩になると期待されています。
一般社団法人 Education Beyondについて
【会社概要】
社名:一般社団法人Education Beyond
本社所在地:東京都渋谷区
代表理事:Paul Li
設立: 2020年7月20日
HP:https://www.education-beyond.org/

